「基礎練習も曲の練習もすべてこなそうとして、結局どれも中途半端…」
こんな経験はないでしょうか?
特に練習時間が限られている場合は、毎回すべてのメニューを完璧にこなそうとすると、肝心の曲練習まで手が回らないことがあります。
限られた時間で効率よく上達するためには、練習量を増やすだけでなく、「今、何を優先して練習するか」を決めることが大切です。
この記事では、1曲を仕上げることを目標にしたときの、練習メニューの組み立て方と時間配分の考え方を紹介します。
目次
1. 「できるようになりたいこと」を優先する
練習メニューはあくまで「手段」。大切なのは、ハノンやスケール練習のような基礎練習を重視することではなく、まず今の目標を具体的に書き出すことです。
練習メニューから考えてしまうと、「あれもこれもやらなければ」と手段が目的化してしまいます。「何ができるようになりたいか」を起点にすれば、今本当に必要な練習だけを選べます。
目標を書き出すときは、期限があるものを最優先にしましょう。
- 2か月後のライブや発表会で1曲通して弾ききる
- 「そのために」今月中に1番と2番を止まらずに弾けるようにする
- 「そのために」今週は、AメロからBメロへテンポどおりにスムーズにつなぐ
このようにゴールを決めて、「そのために、いつまでに何が必要か?」を問いながら具体的にしていくと、練習すべき範囲が自然と絞り込まれます。
2. 基礎練習と曲練習の時間配分をコントロールする
目標が「曲を弾けるようになること」なら、練習時間の大部分は曲練習に充てましょう。基礎練習はゼロにする必要はありませんが、曲練習の時間を圧迫しては本末転倒です。
2-1. おすすめの練習時間配分
おすすめは「基礎練習:曲練習=3:7〜2:8」くらいです。練習の目的によって変わるのであくまで目安と考えてください。
例えば、1日に30分の練習時間が取れるなら、「基礎練習6分:曲の練習24分」といった具合です。
実際にやってみて、どうだったかを振り返り、自分に合うバランスに調整していきましょう。
2-2. 基礎練習は曲を弾くための準備運動にする
基礎練習は、指の強化やコントロールのための練習であると同時に、曲を弾くための準備運動でもあります。大切なことは、メニューをすべてこなそうとせず、日によって量を調整することです。
- ハノンは1オクターブの往復に減らすなど、指をあたためることを重視する
- スケール練習はを毎日弾かず、4キーずつ日替わりで練習する(今練習している曲のキーだけに絞るのもOK)
- うまく弾けない箇所だけを取り出し、メトロノームを使ってゆっくり練習する
などなど。量を減らしても丁寧に取り組めば、短時間でも効果のある練習になります。
